昨今、街には金買取のショップが溢れていますが、その中では鑑定料、手数料などといった諸費用を無償にしている店ならいいですが、有料の店も少なくありません。
手数料を設けている店に買取を依頼すると、色々な名目で買取額が減額されて、本当に自分が受け取れる額は随分減らされてしまうのです。
なんだか、業者にしてやられたような気分になります。
皆さんも、利用するお店を選ぶときには、費用の有償・無償はチェックしておいてください。
ミュゼ 蒲田
金もプラチナも高級品として有名ですが、どっちが高いかは知っていますか?基本的には、プラチナの方が金より高価とされています。
その理由には、元々の埋蔵量の少なさを抜きにしては語れません。
プラチナは南アフリカやロシアのごく限られた地域でしか産出されないのです。
プラチナも金も、錆びたり腐ったりせず何百年でも安定した価値を保ち続けるので、国際情勢に関係なく世界中で需要の高い物質ですが、生産量や流通量のあまりの少なさが、その価値を担保しているのです。
久しく会っていなかった祖母が先日亡くなり、色々あった末に遺品の指輪などを私が受け取ることになったのですが、古い指輪では、いくら貴金属でも価値はないだろうと思いました。
買い取ってもらえると噂に聞いたものの、これまで経験がなかったので、なんとなく怪しげなイメージもあったのですが、ホームページがしっかりしていたので、思い切って利用してみました。
実際のところ、店員さんの対応も丁寧で、素人の私にも優しい印象でした。
気になる買取金額も、思ったより高かったので、結果的には正解でした。
せっかく金買取を利用するなら高く売りたいもの。
高額で売却するためには、手数料、鑑定料などの費用が安価か無料になっているところを選ぶ必要があります。
加えて、日々変わりゆく金の相場に目を光らせておくという努力も欠かせません。
一度にたくさん売った方が、1グラムあたりの買取額も高めになるので、ごく少量、例えば10グラム程の買取なら、相場であまり差は出ません。
ネットでは、やたらと高額の買取を謳ったサイトが多いですが、そういう業者に手を出すと無用なトラブルに巻き込まれることが多いので、十分気を付けてください。
買取サービスには昔から色々なものがあります。
最近人気なのは、郵送買取と呼ばれる、貴金属を送って買取査定をしてくれるサービスなのです。
その中身を説明すると、まず買取対象の品物を専用の梱包パックでお店に送り、あとは店頭に持ち込んだ場合と同様に査定を受けるというものです。
査定結果をメールなどで確認したら、納得いく金額であれば了承の返事をし、契約成立となります。
店まで行くのが大変という人も多い店頭買取と違って、ネットの申込なら時間や場所は関係ないので、周りに買取店が無い人はもちろん、忙しくてお店に行けない人には嬉しいですね。
買取店の鑑定士は常に偽物の可能性に目を光らせています。
一般の人が買取に持ち込んだ金製品が、実は偽物だったという場合もあります。
本物の金そっくりに巧妙に偽装された金メッキ製品で、専門家の目までも誤魔化そうとしてくる場合もあります。
しかし、鑑定士は贋物に対して無力ではありません。
比重計という道具を用いれば、比重の違いから、偽物であることはすぐに判明します。
最近では、タングステン合金を利用して金と似た比重を実現した偽物もありますが、金の真贋や純度を判別する「試金石」を用いれば、一定の薬剤に融けるか否かで、本物の金かどうかを判別できるので、贋物はすぐに判別できます。
「試金石」という言葉の用法の基にもなっているやり方ですね。
貴金属はどうやって保管すればいいのでしょうか。
そこまで多くの量がないなら、自宅での保存で十分となりますが、金庫くらいは無ければ安心できないでしょう。
数千万円、数億円といった価値の金塊を保有する資産家の場合は、やはり自宅保管では心配なので、安心という点では申し分ない、銀行の金庫に保管することが多いですし、最近では金を買った会社に有料で保管を依頼することもできます。
それでも、どうしても不安なら、最初から現金にして銀行に預けておくのが一つの手でしょう。
最近流行りの金買取ショップでは、装飾品以外にも、様々な商品が買取の対象になっています。
「金の買取」などと言うと、インゴットや金貨、あるいは指輪などの高級品を連想する人が多いでしょうが、買取店で取引される品物はそれだけにとどまりません。
金歯や金縁の眼鏡などは、お持ちの方も多いでしょう。
メガネのフレームで金が使われているものや、古い金歯などでも買い取ってくれる場合が多いです。